About うつ日記 ~うつを克服するための日記~
うつに悩まされている方のための体調管理アプリです。
体調や薬による副作用の変化と、飲んでいる薬との対応関係を見ることで、より客観的に薬との相性を知ることができます。
これにより、薬の増減や種類の変更といった判断を的確に行うことができるようになるため、より早く相性の良い薬に出会うことができ、うつの状態から脱することができます。
私は、なかなか相性の良い薬と出会えず、何十種類と薬と試しましたが、今は相性の良い薬が見つかり、だいぶ回復しました。
このアプリは私の経験に基づいて作成したものです。
また、天気によって体調が左右されるという声を良く聞きますので、天気を自動的に保存する機能を追加しました。
うつの苦しみから1日でも早く脱するために、お役に立てましたら幸いです。
うつ病に限らず、うつ状態、双極性障害などの方にもお使い頂けるかと思います。
[特徴]
このアプリには、次のような特徴があります。
・50種類程度の、体調のチェック項目や薬による副作用が予め登録されていますので、選択するだけで、容易に体調を入力することができます。
・毎日の細かい行動は、文書で記録することができます。
・100種類近くの、うつに関係する薬の名前が予め登録されていますので、処方された薬を容易に記録することができます。
・飲んでいる薬は、期間を指定してまとめて入力できます。
・体調のチェック項目や薬のリストは、登録されているものの中から必要なものだけを表示するように設定できますので、毎回の入力は煩雑にならずに済みます。
・処方の単位ごとに、体調の良かった日数や、副作用のひどかった日数を集計して表形式で表示できますので、処方が変化して体調がどう変わったかを読み取ることができます。
・集計表では、体調が良い時や悪い時、処方が変化した時をハイライトしますので、傾向を読み取りやすくなっています。
・入力されたデータは、CSV(カンマ区切り)形式で出力(エクスポート)できますので、エクセルなどに取り込んで活用することもできます。
・逆にCSV形式のデータを取り込む(インポート)することもできます。
・緯度と経度を観測し、天気の情報を取得して保存する機能を追加しました。
[サンプルデータの見方]
どのようなツールかお試し頂けるように、サンプルデータも含まれています。
サンプルと言っても、私の実際の記録ですが。
○サンプルデータの読み込み方法
・体調データ読み込み
アプリを起動 → 「開始」ボタンをタップ → 【カレンダー画面】メニューボタンを押し、「CSVファイル入出力」を選択 → メニューボタンを押し、「サンプルデータの読み込み」を選択 → 画面の「CSVデータのチェック」ボタンをタップ → 「保存して終了」をタップ
・処方データの読み込み
アプリを起動 → 「開始」ボタンをタップ → 【カレンダー画面】「処方入力」ボタンをタップ → メニューボタンを押し、「CSVファイル入出力」を選択 → メニューボタンを押し、「サンプルデータの読み込み」を選択 → 画面の「CSVデータのチェック」をタップ → 「保存して終了」をタップ
○サンプルデータで読み取れる傾向
カレンダー画面で「集計表」ボタンをタップすると、上半分に体調の集計結果、下半分に対応する期間の処方が表示されます。
最上部の「前<<」「>>次」で表示する期間を戻したり進めたりすることができます。
このサンプルデータでは(というか、私の場合には)、トフラニールという薬と相性が良く、副作用がほとんど出ずに効果が出ました。
アモキサンやジプレキサを飲んでいた時も活動は結構できていたのですが、日中に眠気が出る日が多く、ネックになっていました。
集計表で見ると、トフラニールの飲み始めの9月10日~10月7日頃は眠気も出ていましたが、徐々に減っていき、眠気ほどもなく倦怠感として感じるようになり、それも次第に減っていきました。
さかのぼると、アモキサンは、8月20日~8月26日頃に20mg程度だった頃は、前後の期間と比べて、眠気は比較的少ないわりに調子良かったことがわかります。
そこで、トフラニールに補助的な意味合いで10月22日頃から再びアモキサンも飲むようになり、更に調子が安定しています。
サンプルデータを見終わった後は、設定画面から、体調データと処方データを初期化して、お使いください。
[使い方]
○カレンダー画面
・アプリを起動 → 「開始」ボタンをタップ で開きます。
・体調が入力されている日にはメモのアイコン、処方が入力されている日には薬のアイコンが表示されます。
・カレンダー上の日付の部分をタップするとその日の体調入力画面が開きます。
・最上部の「前月<<」「>>翌月」ボタンで前の月、次の月へ移動します。
○体調入力画面
・カレンダーから日付をタップすると開きます。
・上部のスペースには、文字で日記を書けるようになっています。
・中段以下の部分は、体調を入力する部分で、チェック項目ごとに選択肢から選ぶことで体調を記録します。
・入力後は、画面上の「保存して終了」ボタンを押すか、メニューボタンから「適用」または「保存して終了」を選択することで保存されます。
・体調を入力する画面を表示する際に緯度と経度を観測し、天気の情報を取得して保存します。
○処方入力画面
・カレンダーの下の「処方入力」ボタンを押すと開きます。
・画面上部が処方された薬の量を入力する画面です。
・下部の表はこれまでに入力した処方情報です。
・表の中の開始日をクリックするとその期間の処方を再入力することができます。
・入力後は、画面上の「保存して終了」ボタンを押すか、メニューボタンから「適用」または「保存して終了」を選択することで保存されます。
○表示項目選択画面
・体調入力画面または処方入力画面でメニューボタンを押し、「表示項目選択」を選択すると開きます。
・この画面では、予め登録されている中から入力画面に表示する項目を設定します。
○集計表画面
・カレンダーの下の「集計表」ボタンを押すと開きます。
・処方が入力された期間ごとに体調や副作用で良かったり悪かったりした日数を集計して表示します。
・処方期間の長さが変わっても比較できるように、集計した日数の横に処方期間での比率も表示します。
・好ましい傾向の部分を青く、好ましくない傾向の部分を赤くハイライトします。
○位置・天気表示画面
・カレンダー画面の「位置・天気」ボタンを押すか、体調を入力する画面でメニューボタンから「位置・天気」を選択すると、記録された位置と天気が表示されます。
・緯度・経度の部分をタップするとマップへジャンプします。
○CSVファイル入出力画面
・内部で持っているデータをCSV形式に変換して表示します。
・この画面を呼び出す画面によって、表示するデータは以下のようになります。
カレンダー画面 → 体調データ
体調入力画面 → 日記データ
処方入力画面 → 処方データ
体調の表示項目選択画面 → 体調のチェック項目リスト
処方の表示項目選択画面 → 薬のリスト
○設定画面
・設定画面では以下のことを行うことができます。
・背景色の設定
・集計表で集計する基準点(体調の選択肢についている<1>などの点数)の設定
・集計表でハイライトする基準となる比率の設定
・バックアップの保存と復元
※起動直後の画面の背景が青い場合は、設定が済んでいません。設定ボタンを押して設定を保存してください。
ブログの方にも使い方などを随時アップしていきますので、ご参照頂けましたら幸いです。
http://tokin-kame.hatenablog.com/
[最後に]
うつの薬は、自分との相性を見定めることが重要だと思います。
相性が悪ければ、効果が出なかったり、効果はあっても副作用に悩まされたりして日常生活に支障が出てしまいます。
また、効果が出るまでに時間かかる場合が多く、薬との因果関係がわかりにくかったりします。
更に、うつの症状で悲観的になっているために体調の変化を客観的に捉えられず、医師に体調を正確に伝えられないこともあります。
このアプリは、自己判断で薬を変更したり、やめたりするためのものではなく、より客観的に正確に体調の変化を把握し、医師とのコミュニケーションを補助することで、より早く相性の良い薬にたどり着くためのものです。
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