1日10分 二級知的財産管理技能士 問題集 for Android
知的財産管理技能士(ちてきざいさんかんりぎのうし)は、技能検定制度の一種で、国家資格です。
略称は知財技能士。 職業能力開発促進法第47条第1項により厚生労働大臣が指定する指定試験機関(一般社団法人知的財産教育協会が実施する知的財産管理に関する学科及び実技試験に合格した者をいいます。2008年に技能士に新たに追加された職種です。
所属する企業・団体の職員等が企業・団体内において知的財産に関する能力を発揮するために、その能力を国が証明する資格が知的財産管理技能士です。
法律上、独占業務が付与される弁理士とは目的が異なる。
技能の内容に応じ、3級、2級、1級に区分される。
区分および試験範囲は、経済産業省「知財人材スキル標準(IPSS)」に準拠している。
出題科目は、2級(管理専門業務)
1.戦略
2.法務
3.リスクマネジメント
4.調査
5.ブランド保護
6.技術保護
7.コンテンツ保護
8.デザイン保護
9.契約
10.エンフォースメント
知的財産は企業や団体が権利を取得した場合には、その所属企業の重要な会社財産(経営資源)となります。
逆に、企業や団体が他人の権利を侵害してしまった場合には、その企業や団体は「賠償金を支払え。」あるいは「その事業を直ちに停止せよ。」と訴えられてしまうことがあります。このような場合には、その会社の信用が毀損したり、応訴するために社内の人やお金をつぎ込む必要が出てきたりするため、いずれにしても大きな痛手であり、これらを未然に防止する「管理」を行う人がどのような業種、規模の企業・団体にも求められています。
そしてこのようなトラブルは、営業部門から始まったり、クリエイターが意識せずに他人の著作物を流用してしまったりすることに端を発することも多く、「知的財産」を「管理」できる人材は、知的財産部のような専門セクションのみならず企業内のどのセクションでも必要とされています。