IQ脳を育てる認知症予備軍中高年のための脳トレエクササイズ！

【ひらめきが脳を活性化】

脳の神経細胞はシナプスによって情報を伝達します。神経細胞が減っても、シナプスが活発になれば、脳の衰えがストップすると言われています。

例えば、ＴＶを見ていて、あーこの人誰だっけ？確かドラマの主題歌うたってたよなー。あーでも名前が出てこない、なんてことありませんか？そんな時、「まぁいいや」とあきらめないで思い出す努力をしましょう！そして思い出せた時のひらめきが、脳の神経細胞を繋げて脳を活性化させ、脳の衰えをストップするというわけです。時間をかけてでも忘れたものを思い出しましょう！


【左脳・右脳の働き】

左脳が優れている人は、左脳の役割である思考力・読解力・話す・書く・分析力・論理的・科学的思考力・言語認識・計算・数学・理解力が、右脳が優れている人は、右脳の役割であるひらめき・直感・イメージ記憶・芸術性・創造性・空間的・全体を見る力・同時的情報処理・図形を読み取る・音楽を聴く　芸術力・空間認識などに対する働きが良いと言われています。

【糖尿病と認知症】

糖尿病の三大合併症といえば、糖尿病腎症・網膜症・神経障害ですが、最近では「認知症」も合併症の一つとして考えられるようになりました。

というのも、糖尿病患者さんにおける認知症の発症率は、糖尿病である期間が長いほど高いので、高齢者ほど合併して起こりやすくなるというわけですね。

認知症には大きく分けて「アルツハイマー型」と「脳血管型」があります。

高齢の糖尿病患者さんでは、そうでない高齢者と比べて、「アルツハイマー型」「脳血管型」のどちらの認知も、リスクが約2倍に高まると言われています。

また、糖尿病は高血糖状態が続くことにより、血液がドロドロになり、血管にも負担がかかりやすくなるため、脳の血管や血流に障害が起こると「脳血管型」の認知症を起こしやすくなります。

【もしかして認知症？と思ったら・・・】

誰しも物忘れをすることはありますが、認知症の症状としての物忘れと、通常の生理的な物忘れには違いがあります。

認知症の物忘れの特徴は、「経験（体験）ごと忘れてしまう」「物忘れの自覚がない」といったことが挙げられます。

たとえば、「書類をしまった場所が思い出せない」という経験はありませんか？健康な人の場合は「書類をしまった」こと自体は覚えています。

しかし、認知症の場合には、書類をしまったという経験そのものを思い出せず、時には「書類がなくなった、盗まれた」などと思い違いをしてしまうこともあります。

また、認知症の場合は病気が進行して、物忘れがひどくなり、次第に理解力や判断力にまで影響が及んでくるのも特徴です。

【糖尿病も認知症も早期発見での治療が肝心！】

糖尿病も認知症も、初期症状に乏しく、明らかな症状が出てきたときには病気がすでに進行してしまっているということも多い病気です。しかし早い段階で見つけることができれば、症状を食い止めたり、進行を遅らせることができます。

定期的な健康診断を欠かさずに受け、気になることがあれば早めに医師に相談するようにしましょう。

【アルツハイマー病協会が提唱する「脳を守る１０カ条」】


今日からでも意識できることばかりですので、一度目を通してみてくださいね。


１条　脳を大切に
認知症にならないように、脳を大切にするように意識しましょう。まずは常に意識することからのようです。

２条　脳に直結する心臓・血管の病気を予防
心臓病、脳卒中、高血圧、糖尿病は脳に大きなダメージを与えます。これらの病気にならないように適度な運動や野菜、青魚等の摂取、ストレスの軽減等に気を配りましょう。



３条　自分の状態を知る
あなたの普段の血圧は？コレステロール値や血糖値は？体重は？これらの数字を把握することで、「高いから気をつけなくては」と適切な数値に近付けようとすることができます。



４条　脳に栄養を与えよう
ビタミンＣ、ビタミンＥは高い抗酸化作用があります。
これらの栄養素を積極的に摂取しましょう。
ビタミンＣは野菜や果物、ビタミンＥはナッツ類や植物性油、モロヘイヤ等に多く含まれています。

５条　適度な運動をする
どの健康対策にも適切な運動は大切のようですが、認知症予防にもとても有効です。
毎日の早歩きや、週数回の３０分程度の軽いジョギング、くらいの運動をすると効果的です。



６条　脳に刺激を
好奇心を持って新しいことに取り組んだり、簡単な計算や読み書き、記憶等の脳トレーニングをする等、脳を刺激する事をしましょう。



７条　人と会おう
人と話すのは脳を活発に使う行動です。話を聞いたり、話を理解したり、その話に合わせたりと脳はしなければならないことがたくさんあります。人と会うのはそれだけで脳にとても良いのです。
特に初対面や慣れない人が効果的。



８条　脳と頭を防御する
脳を守るために、頭をガードしましょう。
転んで頭を打ったり、外部からの衝撃がないように注意しましょう。



９条　脳に悪いことはストップ
禁煙をしましょう。また、飲みすぎには注意しましょう。



１０条　前向きに楽しく生きよう
ストレスは大敵です。後ろ向きな考えは脳にストレスを与えますので、前向きな考えに変えられるよう意識しましょう。