日本史B センター試験 平成27年度 過去問

日本史B センター試験 平成27年度 過去問 Free App

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About 日本史B センター試験 平成27年度 過去問

【アプリ説明】
■平成27年度のセンター試験に出題された新課程 日本史Bの最新過去問を全問掲載!
■知識の総チェック&文章選択問題、図・グラフ問題に強くなろう!
■一問一答というシンプル構成!
■一問当たり制限時間80秒です。 気軽に挑戦してみよう!
■詳細な解答解説付き!
■正解サウンド機能搭載!

※ 実際の問題では選択肢が6択まであるものもありますが、アプリのシステム環境の都合上、問題の選択肢は最大で5択までとなっております。
そのため選択肢を一部簡略化して掲載おりますが、予めご了承ください。
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【センター試験 日本史B について 】

◆センター試験は、学力を判定するための貴重なツールであることを認識しよう!
センター試験の受験者は50万人以上、そのうち日本史Bの受験者は約15万人です。これだけ多くの受験者によって明らかになったデータは、貴重です(たとえば、平成26年度の平均点は66.32点)。過去のデータは「独立行政法人 大学入試センター」のホームページに発表されていますので、定期的に過去問に取り組んで、自分の学力のレベルを判断するのに役立てましょう。

◆通史の学習とともに、演習も並行して進めよう!
いうまでもないことですが、通史の学習はインプット、演習はアウトプット的な性格をもっています。通史の学習で学んだ知識を答案に反映できるかどうかは、演習によって確かめてみるしかありません。センター試験・日本史Bで、最も多い形式である文章選択問題は、単純な暗記ではたちうちできず、理解していることが必要であることを気づかせてくれます。第1問のテーマ史は、通史を全て終えていないと取り組みづらいかもしれませんが、第2問は原始・古代、第3問は中世、というように、第2問~第6問は時代ごとに大問が構成されています。通史と演習をうまく組み合わせて学習を進めてみてください。センター試験・日本史Bの作問には多くのスタッフが関わっており、受験生の学力を測るための,さまざまな形式の良問が並んでいます。一定のパターンを認識できれば、通史の学習の際にどのようなことを意識したらよいのかがみえてくるはずです。

◆「考えながら」覚える習慣をつけよう!
日本史の学習において、最良のバイブルは教科書です。そのことを認識していても、教科書を精読するといった習慣を身につけている受験生はそれほど多くはありません。単純な作業のように思えてしまい、教科書を精読することを継続できないとすれば、それは、「考える」ことをしていないからだといってよいでしょう。文化史を例にとれば、仏像彫刻を把握していく際に、(1)ほかの時代の文化史で把握した仏像彫刻と比較する、(2)写真で確認するなどしてその特徴を考える、(3)当時の仏教はどのような性格をもっていたのかを把握する、(4)政治・外交・社会などとの関連性を確かめる、などを意識して、読み方を変えてみましょう。

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【全体概観 】
戦後史の出題が激減し、対外関係史の出題が増加した。 

大問数6題、小問数36問の問題数は昨年度と同様。例年通り、史料・グラフ・写真・地図を用いた問題がみられたが、出題数はやや減少した。昨年度減少した外交史(対外関係史)の出題が増加した。

(時代)
中世の割合が減少し、戦後史からの出題が減少した。第3問は中世に限定されず、近世初期(織豊政権)までが出題の対象となった。

(分野)
例年通り、政治・社会・経済・外交・文化とバランス良く出題されていたが、外交史(対外関係史)がやや目立った。前近代の文化史の出題は減少した。

(出題形式)
多様な素材(史料・グラフ・写真・地図)を用いた問題は、昨年度よりやや減少した。年代整序問題は、昨年度の5題から3題へと減少した。空欄補充問題では、3つの語句の判断を求める問題が出題された。過去問と類似した地図問題が出題されたことが特筆点としてあげられる(第6問の問6と2013年度第6問の問6)。

(史料・グラフ・写真・地図)
史料(鹿子木荘に関する史料、北条泰時書状、1838年の江戸幕府の諮問に対する代官の回答、鉄道国有法案の審議に関する議事録)、グラフ(日本人の海外移住者数)、写真(朱印状、竪杵・石包丁)、地図(日本軍が占領した都市)が設問の素材として用いられた。

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【第1問】 日本人の海外移住と外国人の渡来(会話文)
例年通り、今年度の第1問も会話文形式の問題であった。古代から近代までと出題範囲が広いのは例年通りだが、設問の順序が近代→前近代へと展開されていったため、戸惑った受験生がいたかもしれない。それぞれの時代の特徴を把握しているかどうかが試されている。
問1 「日本人の海外移住者数を示すグラフ」の問題。例年通り、時期を特定できなければ判断できない設問だった(選択肢3は「満州事変から敗戦」、選択肢4は「英米との開戦」)。重要な年代を確実に把握しておく必要がある。
問3 朱印状や、呂宋(ルソン)に関する、正確な知識を問う設問で、ある程度差がついたと思われる。
問6 古代の人の移動に関する年代整序問題。IとIIはやや時期が近いため、前後関係の判断に迷った人も多かっただろう。

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【第2問】 原始・古代の農業と社会の変化
原始・古代の農業と社会という、頻出テーマである。農具(竪杵と石包丁)の写真・史料(鹿子木荘)も頻出といえるものだったため、解きやすい大問だっただろう。
問1・問2では、昨年に続き原始(縄文・弥生時代)を対象とする設問が出題された。問1は、時代観さえきちんとつかめていれば、判断は容易である。
問3 昨年度では史料として『魏志』倭人伝が引用されていたため、過去問対策をしっかりしておけば、選択肢文cは判断しやすかっただろう。
問5 郡司に関する年代整序問題だが、律令制とその変質に関する理解があれば判断できる。
問6 教科書に掲載されている史料の引用が続いたため、受験生が苦手とする寄進地系荘園の問題だったが、戸惑うことはなかっただろう。

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【第3問】 中世から近世初期までの政治・社会
中世から近世初期までを対象とする問題。昨年度の第3問でも「織田信長」や「豊臣秀吉」など近世初期にまで触れられていたため、第3問が「中世」に限定されるとは限らないことは予想できていただろう。ただし、昨年度の近世に関する設問が「安土城」か「大坂城」かという、語句を問うレベルだったのに対し、今年の第3問・Bでは中世だけでなく近世初期も対象とする設問が並んだ。。
問1 語句選択は2つの語句が定番だったが、3つの語句の判断を求めた問題であった。引用された史料(「北条泰時書状」)は、頻出とはいえないため、シンプルな語句選択とはいえ点差が生じたと思われる。
問3 Yは天文法華の乱についての正確な判断が求められているため、得点差が生じたと思われる。
問5 朝鮮出兵に関する問題。注意深く読まないと判断しにくい。

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【第4問】 近世の政治・経済・社会
Aは近世飢饉、Bは代官の回答などをとりあげた、18~19世紀を対象とする問題。
問5 近世後期の対外問題への幕府の対応に関する年代整序問題。IとIIIの前後関係は、判断がやや難しかっただろう。
問6 bは史料中の「美食」に注目したい。問題文を熟読し、時期を把握しておかなければ、cとdは判断しにくい。

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【第5問】 明治期の立法機関
日本史A(第3問)との共通問題。2013年度の「明治期の特許制度」と比べると、昨年度の「明治期の租税制度」や今年度の「明治期の立法機関」は、受験生にとって取り組みやすいテーマだっただろう。
設問は全体的に平易。昨年度はグラフを読みとる設問があったが、今年度は時間をとられることもなかっただろう。
問4 Xは史料中の「私設会社が錯綜」から判断できるが、史料を読みとらなくても既習の知識で判断できる選択肢文だった。

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【第6問】 作家林芙美子とその時代(昭和戦前・戦後初期の社会・外交・文化)
日本史A(第5問)との共通問題。昨年度の「漫画家手塚治虫」に対し、今年度取り上げられた「作家林芙美子」は受験生にとってなじみの薄い人物だっただろう。設問も、やや細かい知識を問うものが目立った。
問3 Yは細かい内容に感じられたかもしれないが、安井曽太郎が二科会に参加したことは、一部の教科書本文に記述されている。
問5 aの「宣戦布告」「決意を示した」は、日中戦争を正確に理解していなければ判断しにくい選択肢文だった。 
問6 類似した地図は2013年度でも出題されており、その時のYもシンガポールの位置を問う選択肢文であったことから、「ほぼ同じ問題」といってよいものだった。過去問対策をしっかりやっていた受験生は有利だっただろう。
問7 dは憲法制定過程に関する選択肢文。「参議院」ではなく「貴族院」が正しい。やや細かい選択肢文であるが、憲法改正が話題になっている今日において、時事的要素をもったものといえる。
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